活動方針

  私たち千葉労災職業病対策連絡会はこの総会で44回を迎えました。この間、労災被災者(患者・家族)を中心とした地道な取組みと、これを支える多くの地域の皆さまや地方自治体の支援協力のもとに、千葉県における労災・職業病関連事案で多数の成果を獲得してきました。

 しかし、行政改革の名のもとに、労働者保護の社会保障全般に改悪が行われ、諸制度がめまぐるしく変わっています。弱い立場の労災被災者は社会の大きな流れの中で、将来の見通しが立てにくい不安な日々を送っています。したがって、働くもののいのちと健康を守り発展させていくためには、今まで蓄積してきた運動を支える組織と体制を充実させることが必要です。

 こうした情勢下、『重点課題』としては下記の項目を設定します。

Ⅰ.運動の専門家・活動家の育成強化

     机上の学習だけでなく地域の交流の場や、認定・補償の要請行動に継続的に参加し、経験に学びつつ自分たちのレベルアップをはかります。学習・交流・要請行動などに際しては役員や活動家の請負にならならず、相談者各自の自覚的参加を促していくことを目指します。

Ⅱ.活動の為の財源確保                                       

     個人及び団体会員の組織拡大・賛助会員・カンパ等により財源の確保を図ります。

Ⅲ.各種団体及び関連支援組織との連携

     働くもののいのちと健康を守る千葉県センターには役員を派遣し大きな役割を果たしています。引き続きその他の団体及び各地の職対連・患者会などとも協力し、一体となった運動の前進を目指します。

     次に、『基本目標』『具体的活動』『財政活動』について、下記の目標項目を設定します。

1.基本目標

   (1)経験交流・研究討論・共同行動の強化を図る。

   (2)後継役員の育成を進める。

   (3)被災労働者の認定・補償・社会復帰の支援を進める。

   (4)職場を基礎に生命と健康を守る活動を組織する。

 (5)労働行政の担当者に協力し被災者救済の活動を進める。

   (6)弁護士・医師・鍼灸師など専門家に対する働きかけを進める。

2.具体的活動

    (1)学習・宣伝活動

        イ.認定・予防等の学習会を開催する。

        ロ.労働者・市民に向けての各種の宣伝に努める。

        ハ.定期的に機関紙を発行する。

        ニ.職場の安全と健康を考える県民の集いに積極的に参加する。

        ホ.関東甲信越地方センターが開催する学習交流集会に参加する。

    (2)組織活動

        イ.会員を増やし組織拡大を図る。

        ロ.事務局・専門部体制を確立し組織強化を図る

    (3)認定を求める活動の強化と職場改善の活動

        イ.業務上認定・補償などの事例検討会・学習会を開催する。

    ロ.労災・公務災害申請を積極的に進め認定を求めていく。

        ハ.労働実態を明らかにし、業務上認定を求める。労働条件の改善については「いのちと健康千葉県センター」と共同して進める。

        ニ.「労災・職業病なんでも相談会」活動を継続する。

        ホ.被災労働者の社会復帰を支援する。

        ヘ.医師選択自由の確立を図る。

        ト.被災者及び家族の支援をする。

    (4)裁判闘争に対する取り組み

        イ.弁護士・社会保険労務士・司法書士などの法律専門家へ働きかけに努める。

        ロ.医師・研究者など学術専門家の協力要請に努める。

    (5)他団体との交流、連携を図る活動

        イ.各職対連・いの健センターなど労災職業病対策で活動する諸団体との交流を図る。

        ロ.公害・難病・障害者の会、家族の会などの被災者団体との交流を図る。

   (6)医療機関への働きかけ

    イ.千葉民医連に引き続き労災職業病外来の再開を求める。

        ロ.医師・鍼灸師・整骨師・理学療法士など医療の専門家との交流を図る。

        ハ.ソーシャルワーカーなど患者支援の専門家と交流を図る。    

    (7)国・地方自治体への働きかけ

        イ.法律や制度の後退を許さず改善や拡充を求めていく。

        ロ.地方自治体に千葉労災職業病対策連絡会に対する援助を求めていく。

3.財政活動

    (1)会費の積極的納入を目指す。

    (2)カンパ活動を進める。

    (3)地方自治体に対し補助金を要請する。